福山キッチン装飾株式会社様/SCM 5軸マシニングセンタ Tech Z5 

TechZ5導入で画一的な量産品から脱却。顧客の要望をかたちに。

昭和27年の創業以来、システムキッチン扉をメインに⼀貫して「天然⽊による製品づくり」にこだわってこられた広島県福⼭市の福⼭キッチン装飾株式会社様(以下、福⼭キッチン様)。
「時代の移り変わりとともに⽣活様式は変化し、新たなマテリアルの登場や加⼯技術の向上なども⼿伝ってキッチンデザインは多様化しています。お客様から当社への要望も多岐にわたるようになりました。」説明してくださったのは、同社専務取締役の唐川 紘⼀郎様です。その要望とは、具体的には「多品種」・「⼩ロット」・「短納期」・「⾼品質」・「ローコスト」、そして最近ではこれらに「環境対応」が加わるとのことです。福⼭キッチン様ではこれら全てに対応すべく⽇々努⼒を重ねています。

Techz5の導入によって自社一貫生産が実現し、他社にない独創的な加工も可能に。

福山キッチン様では2014年にSCMの5軸マシニングセンタ「TechZ5」を導入されました。それ以前は国産の3軸制御のCNCをお使いでしたが、加工スピードが遅く、また顧客から求められる加工は近年複雑さを増し、その対応に頭を悩ませておられました。そんなときに唐川様の目に留まったのがSCMの5軸マシニングセンタ「TechZ5」でした。

TechZ5を導入した結果、まず従来から行っていた加工で比較するとスピードが3倍以上になったそうです。また、以前は複雑な加工を外注に依頼することもしばしばありましたが、TechZ5を導入してからは全ての加工を社内で行うことができるようになったとのことです。「生地製作から仕上げ塗装まで自社一貫生産が実現しました。また、それによって品質管理、納期管理が徹底できるようになりました。」と唐川様。
さらにもう一点TechZ5導入の大きな効果として挙げて下さったのが、優れたプログラムとの組み合わせによって独創的な加工が可能となったことです。「新商品がレスポンス良く次々に開発されるようになりました。競合他社に対する優位性が高まり、継続的な利益創出につながっています。」とお話しくださいました。

TechZ5の前⼯程に使⽤するSCM製ランニングソー

福⼭キッチン装飾様ではSCM製サンディングマシンも活躍中

福⼭キッチン装飾株式会社様の社屋

変わるもの、変わらないもの―たゆまぬ変革と挑戦。

福山キッチン様にお伺いして感じられたのが、企業としてたゆまず変革に挑み続ける姿勢です。それは、ば社員一人一人が常にあらゆる角度から情報収集を行い「これからは何が必要とされるか」を敏感に感じ取った上で、「変えるべきもの」に対する変革を積み重ねてきたことで醸成されたように思われました。
しかし変わらないものもあります。「これまでもこれからも本物を創り続けることは変えたくない。そして社会から必要とされる企業であり続けたいです。」唐川様は力強くお話してくださいました。

お客様プロフィール

福山キッチン装飾株式会社様

所在地: 広島県福山市御幸町中津原1950-3
代表者: 代表取締役社長 唐川 修治
主な事業内容: キッチン、収納、家具用塗装扉
従業員数: 46名
URL: http://e-tobira.jp/

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